娘が援助交際をしているかもしれない。

娘が援助交際をしているかもしれない。無論、わたしには娘、ましてや旦那も彼氏もいない。しかも結婚経験も出産経験もない。けど娘が援助交際しているかもしれない。なんでそう思ったかというと友達がそう多くない娘なのに帰ってくる時間が遅い日が増えたのだ。わかりやすい娘なので楽しかったときは楽しい顔をしているのだが、帰りが遅い日は楽しい顔をしていないし、なんなら疲れている。部活は?と思う人もいるだろう。娘は帰宅部なのだ。そんなことはどうでも良くて娘が援助交際をしているかもしれない。なんとなくインターネットでの届け物が増えたしバイトのシフトも減っている。バイト先の制服の洗濯も少なくなってきたし、もしかしたらもうやめたのかもしれない。気付いたときの衝撃、こんな軽い言葉じゃ足りないくらいの体に響く打撃が、今でもまだ少し残っている。だが、わたしはそのことについて娘に話さないでいる。援助交際をしている前と同じような対応でうざがられながらもそのことに触れないようになんでもない話をし、たまに楽しそうに話してくるオチもないだらだらとした話を頷きながら聞いている。なんでそんなにお金が必要なのか、わたしは頼りにならないのか、学校では大丈夫なのか、など色々気になることはあるがわたしはこの事実に目を瞑っているのである。娘が体を売っている理由が知りたいわけでもないし、やめてほしいけどそれを止めれる力がわたしにあるのかがわからずわたしは逃げている。

 

っていう妄想をよくします。